“有能な上司”は皆
部下の長所・得意を伸ばしている
部下の育成はリーダーの重要な仕事ですが、なかなか難しい仕事でもあります。「部下の長所や得意を伸ばす」「短所や苦手を克服させる」、どちらを優先するべきか、迷う方も多いでしょう。
「長所・得意を伸ばすこと」を優先するべきだと、私は思います。
小宮コンサルタンツ代表
有能な上司は、部下の長所を伸ばしています。さらに有能な上司は、部下たちの長所を生かしたチームづくりができて、それぞれの短所についてはみんなでカバーする仕組みをつくっています。
例えば、営業が得意で報告書が書くのが苦手な部下がいれば、報告書の書き方を教えて営業の時間を減らすのではなく、報告書を書くのは上手だけれども営業が下手な部下と組ませればいいのです。それが長所を生かし、チームで各人の短所をカバーするということです。どちらにせよ、部下の長所に目を向けなければ何も始まらないのです。チームや個人が評価されるのは長所によってだからです。
では、部下の長所を見極め・生かせる上司の特徴は何か。