人体の構造は、美しくてよくできている――。外科医けいゆうとして、ブログ累計1000万PV超、Twitter(外科医けいゆう)アカウント10万人超のフォロワーを持つ著者が、人体の知識、医学の偉人の物語、ウイルスや細菌の発見やワクチン開発のエピソード、現代医療にまつわる意外な常識などを紹介し、人体の面白さ、医学の奥深さを伝える『すばらしい人体』が発刊された。坂井建雄氏(解剖学者、順天堂大学教授)「まだまだ人体は謎だらけである。本書は、人体と医学についてのさまざまな知見について、魅力的な話題を提供しながら読者を奥深い世界へと導く」と絶賛されている。今回は、本書の内容を元に「免疫」をテーマにした書き下ろし漫画を特別にお届けする。(マンガ制作:トレンド・プロ、マンガ原作:星井博文、作画:飛高 翔)
著者コラム
「一度かかったら二度とかからない」タイプの病気が存在することは、古くから知られていました。
18世紀、イギリスの医師エドワード・ジェンナーは、天然痘に似た「牛痘」という病気にかかった牛の膿を人に接種することで、天然痘から逃れる手法を考案しました。
世界初の「ワクチン」です。「ワクチン」という言葉は、牛を意味するラテン語「vacca」に由来しています。
免疫の仕組みや歴史を学ぶと、医学の興味深い世界が見えてくるのです。
(※本原稿は『すばらしい人体』を元にストーリー漫画化した特別書き下ろしです。)