
完璧を目指さないと
結局は評価はされない
細かすぎる指示を出す上司がいます。部下から見れば「面倒な上司」なのかもしれません。確かに、細かすぎる指示は時に部下をつぶしてしまうもの。部下は上司を選べませんから、切実な問題でしょう。

小宮コンサルタンツ代表
しかし、実は、仕事に100点の出来を求めること自体は悪いことではありません。むしろ望ましいことです。
私が銀行員だったとき、ある先輩から「出世したいと思ったら、80点ぐらいの仕事をたくさんやった方がいい」とアドバイスされたことがあります。
100点が付くような完璧な仕事を一つ仕上げるよりも、80点の仕事をたくさんこなした方が上司のウケがいいといいたかったのでしょうが、現実は80点主義を実践していたその先輩は出世できませんでした。