自分の適正エネルギーを知っておこう

 目安として、自分自身の適正エネルギーを知っておくことも大切です。

標準体重(kg)×身体活動量(kcal)=1日の適正エネルギー量(kcal)
※標準体重=身長(m)×身長(m)×22
※身体活動量:デスクワーク中心(25~30kcal)、立ち仕事中心(30~35kcal)
重労働(35kcal~)

日本食はバランス食

 昔ながらの日本の食事は「1汁3菜」を基本としており、エネルギー量が少なめで魚や野菜を使った料理が多く、豆腐や納豆などの大豆製品も多く使われており、脂質が控えめなことが特徴です。欧米型の食事は、糖質や脂質を過剰に取ってしまいがち。肥満を予防、改善するには、栄養バランスの良い食事が大切です。さまざまな食材の組み合わせがしやすい日本食は、無理なく栄養バランスを整えることができます。主食、主菜、副菜をそろえた日本の食事を基点に、肥満を予防する食習慣を身につけていきましょう。

 食習慣を改善する方法は、具体的には以下の通りです。

(1)自身の食事を3日間、主食(ご飯、パン、麺類)、主菜(肉、魚、大豆製品、卵)、副菜(野菜、キノコ類、海藻類)に分けて記録する。間食やアルコールも記録する。
(2)3日間の食事記録から、足りないものを補い、過剰なものは控えながら記録を続ける
(3)最低21日間は記録を続けてみる