語学の学習時間が最も長いのは日本
グアテマラがスペイン語圏であるため、Duolingoは「スペイン語ー英語」でスタートした。現在言語は42言語、コースは100種類以上を数える。日本には2020年10月に進出、それ以前も英語のインターフェースで学ぶことができたが、日本語UIで学習できるようになった。Duolingoの日本カントリーマネージャーである水谷翔氏によれば、現在、日本語UIでは日本語ー英語、日本語ー韓国語、日本語ー中国語、日本語ーフランス語の4コースがあり、8割強が英語を学んでいるそうだ。韓国ブームの影響だろう、韓国語を学ぶユーザーも増えているという。
日本進出から2年、Duolingoのユーザー(月間アクティブユーザー)は3倍に増えた。12月末に本社が発表したユーザーデータをまとめた年次調査「Duolingo Language Report 2022」によると、日本は最も語学学習時間が長い国となった。
日本の利用動向としては、米国は学生が多いのに対し、日本は30代、40代、50代が多いのが特徴だという。英語の学び直し、英語以外の言語に挑戦する、子どもが学ぶので自分も一緒に学ぶ、などの理由が多いそうだ。「中には、子どもにバカにされないようにというモチベーションもあります」(水谷氏)。
日本人がDuolingoで学んでいる外国語の1位は英語、2位は韓国語だ。逆に海外を見ると、日本語を学びたい人が多い国は意外と多く、学習者が多い順で5位になっている。下の地図は、左側が「最も人気がある(Duolingoで学習者が多い)言語」、右側が「二番目に人気がある言語」を示している。緑色に塗られているところが英語、赤が日本語、濃い青が韓国語である。