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中国で爆発的な人気を集めている販売手法「ライブコマース」。動画のライブ配信とインターネット通販が組み合わさった新時代の商品の売り方です。TikTokやInstagramなどのSNSによるライブ配信機能に、紹介している商品を即購入できる「決済ボタン」が実装されれば、日本での人気も急上昇する可能性があります。その波に乗り遅れないため、ライブコマースが何たるかについて、天野裕之著『最速で結果を出す「SNS動画マーケティング」実践講座』(日本実業出版社)から一部を抜粋・編集してお送りします。
2種類のライブコマースとは?
ライブコマースを理解しよう
ライブコマースはインターネットを通じたライブ配信で商品を紹介して販売する手法です。本書では2種類のライブコマースがあると定義しています。
ライブ配信をしながら何かを販売したら「ライブコマース」と呼ばれるようになりましたが、実際には従来からその手法は存在していました。そのため、「ライブコマース」という呼び方を知らなかったとしても、すでにその手法を利用していた人もいると思います。本書では、そういったことも含めてライブコマースを2種類にわけています。では、詳しく解説していきます。
1. 従来のライブコマース
1つ目のライブコマースは、YouTube、Facebook、Instagramなどを活用した従来のライブコマースの方法です。この従来のライブコマースの方法は、SNSなどでライブ配信して商品を紹介し、ECサイト等と組み合わせて販売するので基本的にライブの画面に購入ボタン(決済システム)がありません。
決済システムは、SNS以外のホームページやECサイト、決済サービスなどを用意します。
例えば、Facebookライブでリアルタイムに講座やセミナーを販売し、購入したい人に決済システムがあるショッピングサイトなどへと誘導するといった流れが、従来のライブコマースです。
2. 専用アプリやサイトを使ったライブコマース
2つ目のライブコマースは、ライブコマース専用アプリやライブコマース専用サービスサイトを使った方法です。
これらのアプリやサービスサイトには購入ボタン(決済システム)が実装されているので、実際にライブ配信を行っている画面に商品を出品し、その場で決済ボタンを使って購入してもらうことができます。
2種類のライブコマースの未来
ライブコマースが先行している海外では、TikTokライブやインスタライブに決済ボタンのシステムが導入されているところもあります。海外の流れが日本にやってくると想定すると、近い未来、TikTokやInstagramでは、ライブに決済ボタンのシステムが導入されるだろうと考えています。また、今後はTikTokやInstagramだけではなく、決済ボタンが導入されるSNSが増えてくる可能性が高いです。
従来のライブコマースでは、買いたい気持ちが生まれても、購入できるホームページやECサイトに飛んで迷いが出て、買うことをやめる人も少なくありません。この点は、従来のライブコマースのデメリットです。
専用アプリやサイトを使ったライブコマースなら、ライブ配信中に商品を紹介し、その画面にある決済ボタンを押してその場で購入できるので、従来のライブコマースのようなデメリットはありません。決済手数料などの経費がかかったとしても、購入率が跳ね上がります。







