mimi やっぱり、触ってみないと自分にしっくりくるものを見つけられないですよね。

白野 それが一番の近道なんじゃないかと。成分だけで選んでも、多分自分にぴったりの化粧品には出会えないと思います。サンプル等を利用して、まずは使ってみる。そして、それが自分の肌にしっくりくるかどうか確認する。成分を確かめるのは、その後でいい。

mimi なるほどー。

白野 結婚と一緒で。

mimi 経歴だけじゃない(笑)。

白野 そうそう(笑)。経歴だけで選んでも、理想の人には出会えない。やっぱり自分で実際に会ってみて、この人って仲良くなれそうだなっていうのと同じです。

mimi 本当にそうですよね。

白野 今まで使ってきた化粧品を振り返ってみて、自分に合うものとか合わなかったものとかをメモしておくのもいいですね。

mimi あー。確かに私も合わなかった化粧品は、裏面の成分表を写真に撮って、フォルダにまとめておいたりします。いくつか集まると、「合わない化粧品には、いつもこれが入っているな」とか傾向がわかってきますよね。

白野 そうそう。その時に成分表を見て、「あ、私これ合わないんだ」とか「この成分が上にあるやつが結構好きだったんだな」とかわかってくると、新しい化粧品を買う時に、今度はある程度、成分表を見て自分の好みがわかるようになってくると思う。化粧品の成分表示は、こんな風に見るとすごく有益です。

スキンケアの時間が
親子の触れ合いタイムに

mimi あと多くのパパ・ママたちが悩まれることなんですが、乳幼児期のスキンケアというか、どうしても「無添加」とか「自然派」とか「○○フリー」と書いてあると、「そういうものの方がいいのかと思ってました」という方が多いんです。肌が敏感な人や、デリケートな幼児期の保湿剤の選び方のポイントがあれば、教えていただきたいです。

白野 環境負荷という視点を別として、安全性を考えた場合は「天然だから肌に優しい」という考え方は、必ずしも正しいとは言えない。同様に私の経験上、無添加、○○フリーも必ずしも肌に優しいとも言えないと考えています。

mimi そうですよね。

白野 そこが誤解のないように、先入観をまっさらにする。mimiさんが「ベビーオイル洗顔」をやっているのと同じで、ベビーオイルを「鉱物油」と嫌う人もいると思うのですが、ほんとに肌に悪かったら「ベビー用」として長く使われてきていないので。

mimi うんうん。