誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』から生まれた『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれるvoicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】ストレスを根本から断つ! シンプルにして簡単な方法

お人好しの落とし穴

本心では認めたくないことなのに、なんとなく妥協して、認めてしまうことってありませんか? 結論からいうと、それはやめたほうがいいです。認めたくないものは、認めない。それでいいんです。

なかには、頼みごとが上手というか、押しの強い人がいて、気圧されるように認めてしまうこともあります。そもそも「断る」ということに、なんとなくの後ろめたさを感じやすいものです。

「断ると申しわけない」という意識が働いて、モジモジしているうちにどんどん断りづらくなって、意に反して受け入れてしまうこともあります。それが、ある種の“お人好しの落とし穴”なんですね。

認めたくないことを認めると
不満を抱え続けることになる

たとえば、わが子にゲームをさせたくないんだったら、ゲームは一切買い与えない。条件付きでゲームの使用を許可しても、そんな理屈どおりにはいかないわけです。

結局は、ゲームを使う使わないで、いちいち親子ゲンカがはじまって、いくら言っても聞かないから、なし崩し的にゲーム依存的になることも。そして、親は不満を抱え続けるわけです。

頑固だと思われたっていい

親は言いつけを守るように子どもに期待をして、子どもは親がゲームで遊ぶことを認めてくれることを期待する。相反する期待感が平行線をたどり、お互いの不満が募り、結果として言い争いに発展する。

それはゲームを買い与えて、認めたくないことを認めてしまったことが発端になっているわけです。はなからゲームを買い与えなければ、妙な期待をすることもなければ、不満を抱くこともない。いったん買い与えたゲームを隠したり、処分したりすると、それはそれで禍根を残します。

これは、ほかのことにも共通していることであって、最初から認めたくないことは、認めない。多少頑固だと思われてもいいんです。その後の損失に比べれば、かわいいものです。後々のストレスを元から断っておくという発想です。

本稿は『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。