オンラインでのやりとりが増えてきた今、手書き文字は「個性」や「人柄」に触れられる数少ないツールとして大きな武器となります。字に苦手意識はあるけれども、練習する時間もない、という方におすすめなのが新発想の美文字本『簡単ルールで 突然、美文字が書ける』。字が苦手な人を長年指導してきた著者・萩原季実子さんが「字がうまく書けない理由」を研究し、少し変えるだけで飛躍的に字がうまく見えるポイントだけをルール化した本で、練習なしでも、誰でも、自分史上最高の「美文字」が書けるようになると話題です。この連載では、本書より、美文字のコツを紹介いたします。
苦手な人が多い「よ」と、そのグループの文字
本書では、ひらがなを「く・の・よ・け・こ」を代表とする5つのチームに分けて、代表の文字を練習するだけでそのチームの文字が全部うまくなる…というメソッドをご紹介しています。
この5つのチームの中で、最も苦手意識を持つ方が多いのが「よ」を代表とする「小さな丸チーム」です。名前の通り、文字の中に小さな丸があるグループで、「よ」の他には、「な」「ね」「は」「ほ」「ま」などがこのチームに入ります。
「よ」を苦手としている方はとても多く、他のひらがなは大人っぽく書けても、「よ」だけがイマイチきまらない……という方は少なくありません。
「よ」の丸は「小さな逆三角形」に
まず、最初に覚えることは、「よ」の丸は、まん丸ではなく「小さな逆三角形」です。(デジタル文字のように)くるっと丸く書いてしまうと、子どもっぽくなってしまいます。
「よ」の書き方は、下の通り。まず、まっすぐ線を書いた後、丸ではなく逆三角形をイメージし、内側に入れます。そして、左斜め上に線を書き、最後は内側に入れた線の間を通ります。すると、大人っぽい「よ」が完成します。
他の5文字も、この「よ」の書き方を当てはめて、同様に試してみてください。きっと見違えるほど美しく書けるようになりますよ。
★本記事は、萩原季実子著「簡単ルールで突然、美文字が書ける」の一部を抜粋し、編集・構成しなおしています。