ここでは、政令指定都市の道路状況を比較してみたい。まず道路面積で見ると、1位は札幌市なのである。2位は名古屋市、3位は横浜市の順だ。

 次に平均の道路幅(道路面積〈道路部〉÷道路の長さ〈実延長〉)だが、車などを運転していて道路が広いと感じる都市はどこだろうか。政令指定都市で最も広いのは札幌市で、平均道路幅は11.37mもある。2位は大阪市9.74m、道路が広いと思われている名古屋市は3位で、9.04mである。以下、仙台市、堺市と続き、岡山市の5.41mが政令指定都市の中では最も狭い。

 名古屋市の幹線道路の広さは、中央分離帯の設置された道路の長さが、政令指定都市では最も長いことでも裏付けられるが、半面、車も通行できないような狭い道路も多いのだ。それに比べると、札幌市は幹線道路の広さは名古屋市ほどではないが、末端の生活道路が広い。それが全体として平均道路幅を広くし、日本一道路の広い都市になっているのである。

 なお、政令指定都市を道路の延長距離で見ると、最も長いのは浜松市で8522km、2位は横浜市、札幌市は第7位という結果になっている。人口や市街地の広さも影響してくるため、その都市の面積とは必ずしも比例していないことがわかる。

日本一道路が広い政令都市は、名古屋市?それとも…!?

東京に走るはずだった
幅100mの「幻の道路」

 日本の城下町の道は複雑だ。敵の侵入を少しでも食い止めるために、わざと複雑にしているのである。各地の城下町でよく見かけるが、道の形が「鍵の手」(鉤の手、枡形など)になっている。道を直角に曲げた後、逆側にもう1回直角に曲げるクランク状の道のことで、宿場町の出入口でもよく見られる。「食い違い」は、2本の道が交差する部分で、十字路にしないで少しずらして付けることだ。「丁字路」は交差する片方の道が突き抜けない形態のこと。アルファベットのTではなく、漢字の「丁」が正しい。このほか、道の先が詰まっている「袋小路」もある。