昼食にまつわるQ&A
最後に、栄養学的に見た「昼食の食べ方」について、Q&A方式で解説します。
Q:昼食を取ることができない場合、朝食をしっかり食べれば、昼食を抜いても大丈夫でしょうか?
A:朝食を抜いた場合と同様に、昼食を抜いた場合も、夕食後に血糖値が急上昇しやすくなります。血糖値の乱高下を防ぎ、脂肪の蓄積を抑えるためには、食事と食事の間を長時間空けないことが大切です。軽い昼食でも構いませんので、おにぎりや総菜パンなど何かしら口にすることがおすすめです。また、昼食が午後3時を過ぎる場合は、それに伴い夕食時間も遅くなりがちです。夕食が遅くなると朝に食欲が湧かず、朝食の欠食につながります。1日の仕事の時間を把握して、食事を取る時間を確保するようにタイムスケジュールを考えてみましょう。
Q:デスクワークのため、正午になってもおなかがすきません。おなかがすいてから昼食を食べた方がよいでしょうか?
A:食事時間が不規則だと、食事と食事の間が長くなり、血糖値が上がりやすくなります。毎日なるべく決まった時間に食事を取ることで、1日のリズムが整い、おなかがすくようになってきます。1日3食、食べる時間を決めて規則正しく食事をするようにしましょう。
時間栄養学の観点から、起きてから2時間以内に朝食を取り、朝食から4時間~5時間くらい空けて昼食を取り、さらに朝食から数えて12時間以内に夕食を済ませるのが理想的です。しかし1日3食の習慣がどうしても難しい方は、以下のように間食を挟みながら食事時間を整えていきましょう。
次回は、時間栄養学に沿った食べ方の夕食編をお伝えします。お楽しみに!