この本は100万円以上の価値がある!」東証プライム上場社長で現役マーケッターである「北の達人コーポレーション」木下勝寿社長が絶賛。大きな話題となっている一冊の本がある。それが、コピーライティングの第一人者である神田昌典氏25年の集大成『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』だ。これまでスマホ時代に完全対応し、従来のコピーライティング書の常識を凌駕する本書のポイントを抜粋して紹介してきた。今回は著者・衣田順一氏に「働きながら圧倒的スキルをつける時間割」について聞いた

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たった1年9ヵ月で独立できた理由

 私は大手企業に勤めていましたが、家庭の事情でどうしてもリモートワークが必要でした。当時はまだリモートワークが一般化していなかったので、退職して自分で仕事をする必要に迫られました。

 そんなとき、コピーライティングの世界を初めて知り、その奥深さに感動しました。

 その時点から退職・独立するまで、1年9ヵ月。

 この話をすると、

 「重厚長大産業から心機一転、どうやって新しいスキルを身につけたのですか?」

 と聞かれます。

 私の場合、会社員時代に、仕事をしながら1日最低6時間はコピーライティングの勉強時間を確保しました。

仕事をしながら1日6時間、勉強時間を確保する法

 当時の私のルーティンの勉強時間をご紹介しましょう。

6:00~7:00:朝食前1時間
8:00~8:45:通勤1時間弱
12:30~13:00:昼食後30分
18:30~20:00:通勤+スタバで1時間半
21:30~23:30:子どもの就寝後2時間

 もちろん、残業や飲み会などで帰宅時間が変わりましたが、飲み会を最低限に減らす、残業しないようスケジュールをコントロールすることで、極力この生活パターンを確保していました。

 実感としては、このパターンが狂うのは週に1回(多くても2回)でした。

 イレギュラーな案件があった場合は、土日でカバーするか、平日睡眠時間を削って対応していました。

 ご覧のように、23時30分に寝て、朝6時に起きるので、睡眠時間は6時間半、確保できています。

 さらに、10分、15分という細切れの時間を足すことで、30分、1時間を余分に確保できます。

 私はコピーライティングを初めて知ったときから、楽しくてしょうがなかったので、勉強している感覚はなく、趣味の世界という感覚でした。

 だから、他のことをするよりコピーライティングの勉強をしているほうが楽しかったので、苦痛はありませんでした。

 今の仕事の時間にもよりますが、1日6時間が無理でも、通勤時間と寝る前の時間で合計4時間くらいは確保できると思います。

 ある時期集中して取り組むと、一気にスキルアップできるのが、コピーライティングのいいところです。

 これは後になってわかったことですが、コピーライティングで知っておくべき知識は、他のスキルに比べれば圧倒的に少ないのです。

コピーライティングは「人生のワイルドカード」

 私が勉強していた頃は、コピーライティングの技術が総合的にまとめられた書籍はなかったので、専門的な書籍やコピーライティング講座を探して勉強する必要がありました。

 そんな当時の私を思い出しながら、今回、『コピーライティング技術大全』をつくりました。

 この本を使えば、必要な知識が圧倒的短時間で手に入ります。

 ただ、知っているのと、できるのは違うので、実際に書くトレーニングが必要です。

 コピーライティングは何もライターを志望する人だけのものではありません。

 商品・サービスを売るすべての人が身につけておくべきスキルです。

 私は、コピーライティングは「人生のワイルドカード」だと言っています。

 どういう意味かというと、自分が今持っているカード(スキル・技術・経験)に1枚足すことで、何倍にもパワーアップできるということです。

 そんなコピーライティングの技術を素早く習得できるのが『コピーライティング技術大全』なのです。