さらに悪いことに、このタイプは部下の手柄を平気で横取りします。承認欲求が強いため、手柄を横取りしても何ら罪悪感を抱かないのです。
私にも経験があります。複数かつコワモテな相手と示談をしに行った時に、席上でまったく発言をしなかった上司が、示談がまとまった後になって、「俺の手柄だ!」と言いだした時には、唖然としました。
彼らの承認欲求は、「もっともっと」と止まるところを知りません。とにかく、ほめられないと気が済まない人たちなのです。
複数人の会話の中で、まったく話を振られなかったりすると、目に見えて不機嫌になる人もよくいます。不機嫌さを隠そうとしない人や、不機嫌になっている自分をアピールする人は、まさにこの「かまってちゃん」タイプなのです。
全く思ってなくても
相手の聞きたい言葉でほめる
「かまってちゃん」タイプの対策は、簡単と言えば簡単です。少しモヤモヤするかもしれませんが、相手の承認欲求を満たしてあげればいいのです。
最もシンプルなのが、「ほめ言葉」です。
たとえば、上司が新製品の開発に成功した時の話をしだしたら、
「さすが目のつけ所が違いますね」「すごいアイデアですね」「よく思いつきましたね」
などと、彼ら彼女らが最も言ってほしいことを、一言でほめてあげるのです。
なかには、思ってもいないことを言うのは嫌だという人もいるでしょう。