海運業界「バブル終焉」で新針路は五里霧中、大手3社が描く10年後の勢力図

海運業界のバブルが終焉した。新型コロナウイルスの感染拡大で爆増したコンテナ需要は、海運3社に2期連続の最高益という恩恵をもたらしたが、足元ではコロナ禍前に逆戻りした。海運業界は、歴史的に悩まされてきた激しい浮き沈みのサイクルから抜け出すことができるのか。5月15日（月）から25日（木）までの全7回で配信予定の特集『海運バブル終焉 手探りの船出』では、10年後に向け、手探りで船出した海運3社の動きを追った。（ダイヤモンド編集部　梅野 悠）

＃1　5月15日（月）配信
海運大手3社の合弁「日の丸コンテナ船」、バブル終焉で忍び寄るリスクの正体

　新型コロナウイルスの感染拡大による物流混乱で超異例の好業績をたたき出した、海運大手3社によるコンテナ合弁会社「オーシャン ネットワーク エクスプレス（ONE）」。バブル終焉で、今後の成長戦略が問われる局面にある。だが、ONEには“内憂外患”ともいうべきリスクが忍び寄る。

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＃2　5月16日（火）配信
日本郵船は物流、商船三井は不動産…最高益に沸く2強が「脱・海運」にシフトする理由

　最高益に沸いた日本郵船と商船三井の海運2強は今後3～4年で1.2兆円規模の投資を計画する。規模は同じだが、両社が描く戦略は大きく異なる。物流を強化する日本郵船と、不動産などに力を入れる商船三井が描く10年後の海運業界の勢力図とは。

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＃3　5月18日（木）配信
日本郵船、4年後の社長レースに浮上する「最右翼4人」の実名

　日本郵船の新社長に4月1日付で曽我貴也氏が就いた。新社長が就任したばかりだが、近年の同社の慣例では、4～5年後に次のトップにバトンが渡されることになる。では、次期社長レースの最右翼は誰か。有力候補4人の実名を紹介する。

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＃4　5月19日（金）配信
日本郵船の曽我社長が純利益1兆円超で“爆買い”宣言「今年度中にも物流事業を買収」

　海運最大手の日本郵船は、2 期連続で1兆円超の純利益を達成した。同社は今後の成長に向け、1兆円超を投資する。4月に就任した曽我貴也新社長に投資について尋ねたところ、物流事業で積極的なM＆Aを実行すると断言した。

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＃5　5月23日（火）配信
商船三井の橋本社長が明かす「総合インフラ企業構想」、第4の柱に据えるのは？

　商船三井は2期連続で純利益7000億円を超える異例の好業績を収めた。では、今後の成長戦略とは。橋本剛社長は不動産など非海運事業に本腰を入れていく方針を明らかにした。橋本氏が掲げる「総合インフラ企業」の青写真とは。

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＃6　5月24日（水）配信
川崎汽船が3強から陥落危機!?バブルで復活も「海運一本足打法」の逆張り戦略に不安

　度重なる事業失敗で迷走してきた川崎汽船は、海運バブルで息を吹き返した。上位2社が非海運の強化などに動く一方、川崎汽船は海運の「一本足打法」を掲げる。川崎汽船の逆張り戦略に勝算はあるのか。

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＃7　5月25日（木）配信
海運大手の「給料・人事」大公開！日本郵船のボーナスは不況時の4.5カ月からバブルで爆増！

　海運大手は高給で知られる。超異例のコンテナバブルで、海運大手のボーナスはどのぐらい跳ね上がったのか。海運大手の人事制度に加え、役職などに応じた給与水準などを明らかにする。

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番外編　6月8日（木）配信
川崎汽船の明珍社長が“逆張り戦略”不安説に反論「多角化より海運集中で収益伸ばせる」

　空前の海運バブルは、業界3位の川崎汽船を復活させた。ポストバブルの成長戦略で上位2社が非海運事業の強化を掲げる一方、川崎汽船は海運集中の”逆張り戦略”を打ち出す。川崎汽船の明珍幸一社長に勝算を尋ねた。

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