途上にある3Dデータ生成

 最後に、これはまだ発展途上だが、プロンプトや2Dイメージから3Dデータを生成する試みも行われている。ChatGPTの開発元であるOpenAIが公開したshap-Eも、実用とはいいがたいものの、たとえば、「ルノーのTwingo」を英語のプロンプトとして与えると、第二世代モデル(赤い車)らしき3Dデータが生成された。

 将来的には、精密機械は無理としても、オブジェやおもちゃのようなものであれば、プロンプトから生成して、3Dプリンタで実体化するようなことも日常化していくのかもしれない。

プロンプトを入力するだけで、3Dデータの赤い車が生成されたプロンプトを入力するだけで、3Dデータの赤い車が生成された拡大画像表示

 生成系AIは、現時点でもここまで来ている。2023年後半、AIはどこまで進化を遂げるのか、待ちきれないのは筆者だけではないだろう。