あなた自身や、身の回りの方に思い当たる経験はありませんか? もしあっても、悪い相手に引っかかったと諦めたり、恥ずかしいという思いから、警察や探偵に頼むという行動を起こさないため、泣き寝入りしてしまう方が多いのではないでしょうか。
少額の貸し出しを多くの回数で行われると、だまされたという意識も薄くなって、「今回は恋愛の勉強として、次に生かそう」と自分自身を納得させて、自分の中で消化してしまう方も少なくないと思います。
実際に悪質な結婚詐欺で逮捕された事例では、“詐欺罪”での逮捕となっています。
刑法第246条(詐欺)
人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。
前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。
結婚詐欺は金銭的被害がある場合に成立する、れっきとした「詐欺罪」です。
人が大切な時間を使って、汗水垂らしてためた大事なお金を、口先だけでなんの苦労もせず手に入れる不届き者が現にいるのです。勇気を出して、絶対に泣き寝入りだけはしないでください。
52歳男性が出会い系アプリで
森七菜さん似の女子大生と交流
ここからは、私が実際に相談を受けて調査した事例をご紹介します。
依頼者は九州のとある県在住の中岡大成さん(52歳、男性)です。彼は独身で、30年近く彼女がいなかったため、結婚相手を見つけるために6年前から出会い系アプリの利用を始めました。