今回のケースでは、相手を見つけ出して、自分がやったことを認めさせて、返済させることができました。はっきり言って、ここまでうまくいくケースはまれ中のまれです。ほとんどは相手を見つけることができないか、見つけられても返済してもらえないという結果に終わります。
結婚詐欺に遭わないために
それでも被害に遭ってしまったら?
結婚詐欺の被害を未然に防げれば最善ですが、付き合った相手が少しでも怪しいと思ったら以下のことを確認して探偵に相談してください。もちろん、片岡探偵所でもご相談を承ります。
大前提としては、 SNSやマッチングアプリで知り合った異性から、お金を貸してほしいという話が出た時点でアウトだと思った方がよいと思います。
(1)金銭的被害を確認する
一般的に結婚詐欺と呼ばれるものは、将来的に結婚することをにおわせてお金など財物をだまし取ることです。ご自身に金銭的被害があるかどうかを、まずご確認ください。
(2)被害額を証明する証拠
被害がある場合はその金額を確定できる証拠を持っているか確認してください。具体的には、振り込み明細・借用書・メール・チャットのやり取りといった記録等です。民事裁判や刑事事件の手続きを考慮すると、被害額を確定させておく必要があります。
(3)相手の身元
相手の身元(氏名・住所)がはっきりわかっているかどうかを確認してください。結婚詐欺師は身元を偽ったり隠したりすることが多いですので、はっきりしていない場合は探偵にご相談ください。
「結婚詐欺被害者」を「減らしたい」探偵。点と点が線になる探偵トークでした。
※本稿は実際の事例に基づいて構成していますが、プライバシー保護のため個人名は全て仮名とし、一部を脚色しています。