20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)
大東大は国際関係、スポーツ・健康科学部を除き学年割れ大学。4年間の前半と後半とでキャンパスが異なる。
東松山キャンパス
敷地面積はディズニーランドの約半分と広くて緑がいっぱい。最寄り駅からキャンパスまで、ほとんどの学生は高坂駅から無料のスクールバスを使っている。所要時間は7分程度。事前登録制の専用バスも鴻巣駅(片道100円)、久喜駅(片道200円)から運行している。
丘陵を切り開いた傾斜地に造られたキャンパスはとてもきれいだ。茶色い煉瓦造りの校舎が整然と立ち並び、豪華な公共施設のよう。キャンパスは広大だが、校舎間にかかる約300mの「オーバーブリッジ」で空中移動できる。学食は2つ。3号館周辺にはキッチンカーも来る。
メニューや出店情報はTwitterアカウント「大東スクラム」で確認できる。キャンパスの隣には「埼玉県こども動物自然公園」があり、動物たちに癒やされる。キャンパス内ではウサギやヘビの目撃談も。創立100周年に向けたキャンパスの整備事業も進んでいる。2.5km離れた緑山キャンパス(旧緑山小学校)は、課外活動などで使われている。
板橋キャンパス
各駅停車しか停まらない東武の駅から無料スクールバスで7分。キャンパスの目の前には高速道路が走り、ちょっと息苦しい感じだ。そっけない白い校舎群はピカピカだが、なんだか病院っぽい。「建物はキレイだけど狭いので、東松山とのギャップに最初は苦しむ」(学部生)。
ただ、図書館、カフェテリアは全面ガラス張りで明るかったりと悪いところばかりではない。東松山と同じく、郵便局やATMも設置されているので、一人暮らしの学生には何かと便利。1、2年次の必修科目を落としたまま3年に上がると、板橋~東松山間を往復する恐怖の「通い」が待っている。