自分で考えられる人の特徴
対して、自分で考えることができる人は仕事が来たときに「なにを求められているのか」を考えるところからはじまります。
たとえば、資料作成をお願いされたとして、「これは誰に見せるどんな資料なのだろうか」「どうしたらわかりやすい資料になるだろうか」と疑問を持つことができるのです。
疑問から仕事をはじめることで自然と頭が働き、気がつけば、考えながら動けるようになります。
さらに疑問を持つことが習慣になると、仕事の依頼そのものにもいい意味で疑問を持つことができるようになります。これは実際にあった話ですが、ある漫才コンビが舞台の仕事で「このネタをやってほしい」とネタを指定されました。
ですが、そのコンビとしては劇場の場所や客層を考慮すると別のネタの方が相性がいいのではないかと考え、スタッフと相談し違うネタを披露しました。するとその読みは当たり、その日一番の笑いを取ることができたというものです。
これは言われたことを鵜呑みにせず、疑問を持ち続けたからこその成果でしょう。
疑問を持つことは難しいことではありません。仕事をする際に、頭の中で「誰を喜ばせるためなのか」「なにが目的なのか」と一度、間を置いて見てください。それだけで自然と頭は働きます。
意識だけで変えられることですので、頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。