中学受験があたり前になった今、受験科目の中で一番気がかりなのは算数ではないでしょうか。「お父さん」に算数を教えていただきたい理由は、「お父さん」こそが、塾の先生や家庭教師よりも、最もお子さんにとって最適な教師となりえるからです。そのためにはまずお父さんが算数の楽しさをご理解いただき、それをお子さんに伝えていただくことが重要です。
当連載では、私(タケウチ)とお父さんのやりとりを通じて、中学受験でよく出てくる算数の問題をわかりやすく解説します。算数の中でも、受験問題でよく出てくる「周期算」「つるかめ算」「食塩水」「平面図形」「計算問題」の5つのジャンルから出題。1ジャンルあたり全3回にわたり、練習問題や過去問題を実際に解いていきたいと思います。
【超基本】
まずはここを押さえよう!
タケウチ:さあ、お父さん、頑張っていきましょう! 第1回目は『周期算』を学びます。
父:周期算? まったく聞いたことないんだけど……。
タケウチ:カッコつけた言い方をすると「未来予測算」です。
父:う~ん。ますます分からん……。
タケウチ:自分で言っておきながら、少し恥ずかしいです。すみません(笑)。
【例題】
例題を解いてみよう!
タケウチ:ではさっそく例題を解いていきましょう。問題の下に解くポイントとなる式を一緒につけています。
【例題1】
2006年の8月7日は月曜日です。
では、1年後の2007年8月7日は何曜日ですか?
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式(1)365÷7=52…1
式(2)(月曜日)+1日=(火曜日)
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父:式(1)の365ってのは1年間の日数だよね。でもそれを7で割ってるけど、どうして7なのかな?