米国の富裕層の間では、米国以外の海外資産を組み入れるグローバル投資の動きが、以前にも増して加速しているという。日本と海外の投資・経済を知り尽くした金融マン待望の初著書『個人投資家もマネできる 世界の富裕層がお金を増やしている方法』(ダイヤモンド社)では、富裕層がやっているイギリス・フランス・ドイツ・イタリア・スイス・インド・チリ・台湾などへの国際分散投資法を、一般の個人投資家に向けてわかりやすく解説! 投資バランスは「保守:積極:超積極=5:3:2」、1銘柄の投資額は資産全体の4%以内で、資産全体の2割は現金買付余力に――など、「これならできそう」「続けられそう」と思えるグローバル投資の秘訣を明かした1冊だ。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、グローバル投資の極意をわかりやすく伝授する。
「当たればラッキー」という感覚での投資
宝くじが外れて文句をいう人がいないように、SPACは「当たればラッキー」といった感覚で投資する人が多いようです。
空振りに終わると投資したお金は戻ってきませんが、それ以上お金を失うことはありません。
ただ、2022年に入ってからは、一転して米国でのSPACのIPOは急減速しています。
くれぐれも慎重に!
米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長が、投資家保護のため、SPACの情報開示の強化に言及した影響と考えられています。
今後、国内外のSPACをめぐる状況がどうなるかはかなり流動的です。
元来リスクの高い取引ですから、SPACの状況をしっかり把握したうえで、くれぐれも慎重に投資を判断するようにしてください。
※本稿は、『個人投資家もマネできる 世界の富裕層がお金を増やしている方法』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。