ソニー・ホンダの逆襲#1Photo:JAPAN MOBILITY SHOW

ソニー・ホンダモビリティが2025年に発売するEV(電気自動車)は、価格が1000万~2000万円することもあり得るハイスペックな仕様になりそうだ。特集『ソニー・ホンダの逆襲』(全18回)の#1では、車内のエンターテインメントを充実させることで他の高級EVと差別化を図るAFEELAの戦略が成功するのかどうか、また、その戦略の成否を左右しかねない両社間の“火種”を明らかにする。(ダイヤモンド編集部 千本木啓文)

AFEELAが高価格になる理由と
車内で楽しめる“極上”移動体験に迫る

 ソニー・ホンダモビリティ(SHM)が2025年の受注開始に向けて開発しているEV(電気自動車)「AFEELA」はスーパーカーのようなアグレッシブな外観ではないが、中身は“怪物”といってもいいほどハイスペックだ。

 次ページでは、AFEELAが搭載するセンサー数やプロセッサーの能力から車両価格を推測するとともに、SHMがAFEELAにどんな車内エンターテインメントを盛り込もうとしているかに迫る。また、同EVを共同開発しているソニーグループとホンダが衝突する要因になっている事実を明らかにする。