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※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
批判する人の心理
今日は、批判は聞かなくていいというお話をしたいと思います。
批判を聞かなくていいなんていうと、人の話を受け入れないなんて、よろしくないんじゃないかと思うかもしれません。
しかし、批判というのは、そもそもアナタから気持ちが離れている人が悪意を込めていう面があるんです。
批判はぼほ悪口?
そして、面と向かって批判しないことも多いですよね。アナタがいないところで、あるいは知らないところで批判する。つまり、ほぼ悪口といってもいいわけです。
つまり、批判という言葉の背景には、その人のなかにアナタに対する批判的な心理があるわけです。
そんな人がいうことをいちいち聞き入れていたら、アナタ自身の自分軸がブレブレになってしまいます。だから、批判というのは、基本的には聞かなくていいということなんです。
単なる批判とは違う言葉
もちろん、自分と反対の意見を一切聞き入れないというわけではありません。
アナタが信頼できる人の批判なら、耳を傾けたほうがいいでしょう。それは改善に通じるからです。
本当にアナタに意見があっていうべき人っていうのは、単なる批判という形ではいわないということなんです。
ぐちゃぐちゃにならないために
ある意味、外野がいろいろと批判してるときに気になって右往左往したり、納得していないのに聞き入れたりして、頭のなかがぐちゃぐちゃになってしまうこともあります。
それはもうスタート時点、そもそも外野の批判を聞き入れるところから間違っていると思ったほうがいいです。
その批判を聞いたときに、自分のなかで納得するものがあるのであれば、とり入れてもいいかもしれません。しかし、批判してくる人の言葉には、基本的にアナタを嫌っていたり、攻撃したりと、いろんな悪意が混ざっているので、純粋な意見としては聞き入れられないものになっています。
外野の人の批判への対応
だからといって、くり返しますが、相対する意見をすべて排除するというわけではありません。
批判してくる人というのは、基本的にアナタからすると外野の人がいっていますから、少なくともすべて素直に聞き入れる必要はないということです。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。