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ジャン・クロード・ブロイド
マカフィー(日本法人)社長インタビュー
「インテル第三の課題“セキュリティ戦略”の全容
日本法人が培った強みを生かしさらなる成長軌道へ」

【第24回】 2013年3月26日
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──インテルの傘下に入ってから、日本法人の社内体制を変革したことはありますか。また、近い将来、インテルとマカフィーの日本法人が合併する可能性は?

 これまでに大きく社内体制を変革したことはありません。今後はインテルとの開発やマーケティングでの協業をさらに密にしていきますが、会社自体を合併して完全に1つの法人になることはありません。

 マカフィーはインテルのセキュリティ部門の1つとなりましたが、かなり独立した形で動いています。マーケティングでもマカフィー独自の「ゴートゥーマーケット戦略」を持っているんですよ。

ハイテク業界でグローバルに活動
日本での業務経験も通算5年に

──こうした展開を目指す中で、マカフィーがブロイド社長に日本法人の指揮を委ねたのは、どんなノウハウやスキルを買ったからだと思いますか。

Photo by T.U.

 私はこれまで、世界の様々な国で生活してきた経験があります。国籍はフランスですが、現地で電子工学系の大学を卒業してから、ロンドンのビジネススクールで学びました。社会に出てからも、欧州を中心に米国やアジアで仕事をしてきました。そのため、フランス語、英語、ドイツ語、イタリア語が話せます。

 一方、職業としては、インテルも含めてこれまでずっとハイテク業界に身を置いて来ました。手前味噌ですが、こうしたグローバル人材であり、IT業界に詳しいという経歴が買われたのではないでしょうか。

 また、日本での仕事の経験が長かったことも関係しているかもしれません。私は日本法人の社長に就任する際にマカフィーに入社しましたが、以前、別の会社にいたときも日本で働いたことがあり、日本での仕事は通算で5年ほどになります。日本法人と言っても、グローバル企業では日本人と違うカラーも必要になる。その意味で、私のような人材が必要とされた側面もあるのかもしれません。

──前任の加藤孝博氏は、市場の立ち上げ期からマカフィー日本法人を牽引して来たカリスマ経営者でした。日本法人では基本的にこれまでの経営方針を踏襲するということですが、経営には自身のカラーを出していくことも必要だと思います。従来と比べてどんな変化を出して行きたいですか。

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