東京理科大学の大学生だったとき、夏休みの暇つぶしで突如「そうだ、投資をしよう!」と思い立った。証券口座を開設して、家庭教師のアルバイトで稼いだ貯金をほぼ全額投入。知識ゼロ・経験ゼロの状態から投資をしてみたものの、わずか2週間で全額、溶かしてしまった……。そこで投資を諦めず、本腰を入れて勉強。ベンチャー企業に入社してから本領を発揮して、1銘柄だけでも億単位のリターン(売却益)を得るなどして、入社4年で独立。そこで得た投資の最終結論は、常識の真逆をいく「小型株集中投資」という手法だった。その投資法を1問1答のクイズ形式で楽しみながら学べる『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)の著者が、アマチュアだからこそプロに勝てる“儲かる株の見つけ方”を基礎の基礎から応用まで解説する。
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。
1問1答<4択>でわかる!
小型株集中投資で1億円
決算後の保有株の売り時とは?
Q39 保有株を決算発表後に売るかどうかの考え方として、適切でないものを1つ選んでください
2 半年前に買った株が決算発表後、株価を10%ほど下げてしまった。決算は決して悪くはないが、業績の伸び率は明らかに鈍化している。時価総額500億円程度なのに、伸び率が鈍化してきた株を保有するより、もっと伸びしろが大きい投資先に乗り換えるため、売却してしまおう
3 2週間前に買ったばかりの株が決算発表後、株価を10%ほど上げた。業績は伸びているものの、市場規模を考えるとそろそろ頭打ちになりそう。時価総額800億円を超えて、目標にしていた時価総額1000億円に近づきつつあるので、このあたりで売ってしまおう
4 半年前に買った株が決算発表後、急騰してストップ高に。買ったときの目標は1年後に時価総額1000億円だったが、今回のストップ高で目標を上回った。ストップ高のうちに可能な限り早く株を売って利益確定しよう
ヒント まだまだこれから大きく成長しそうな株(上昇している最中の株)は、基本的には保有継続がおすすめです