正解は4
解説 ①たしかに健康食品とサプリメントは、似て非なる商品かもしれませんが、商品を購入するお客さんの目的が、「健康を維持するため」という点では共通しています。
そのため、A社とB社を比較することで、どのくらいまで成長しそうかを測ることはできます。
②上場しているA社より未上場ながらB社のほうが売上高も純利益も多いため、消費者の知名度も高いと考えられます。
しかし、投資によって得られるリターンは、この先の伸びしろであることを考慮すると、有望なのはA社になります。
市場規模から判断できること
③この2社の比較は、あくまで会社の規模の比較であって、市場規模は表していません。
④A社は会社の規模としては、B社の10分の1です。
同じようなビジネスモデル、同じようなジャンルのネット通販商品で、未上場のB社が売上高300億円・利益30億円の業績を実現できているなら、上場しているA社も将来的に同じ規模まで事業を拡大できる可能性が高いと考えられます。
業界トップの規模から
“伸びしろ”を想定する
似たような商品・サービスを手がけている会社はたくさんありますが、着目するべきなのは「ビジネスモデル」です。
同じような健康食品を売っている会社でも、それがネット通販なのか、それとも実店舗販売がメインなのかによって、成長戦略や利益率、経営課題などがぜんぜん違ってきます。
同じビジネスモデルで、先行しているリーディングカンパニーがあるならば、その会社の時価総額や成長曲線を参考に、今後の伸びしろを想定することができます。
ポイント 似たような商品・サービスを手がける会社を比較して伸びしろを考えてみましょう
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。