柴山和久・ウェルスナビCEOしばやま・かずひさ/1977年12月生まれ。2000年3月東京大学法学部、03年ハーバード・ロースクール、10年INSEAD卒業。ニューヨーク州弁護士。日英の財務省で合計9年間、予算、税制、金融、国際交渉に参画。その後マッキンゼー・アンド・カンパニーに勤務。15年4月にウェルスナビ株式会社を設立。2016年7月に自動でおまかせの資産運用サービス「WealthNavi(ウェルスナビ)」をリリース。 Photo by Yasuo katatae

全自動でNISA(少額投資非課税制度)などの資産運用ができるサービスを開発し、2024年1月には預かり資産が1兆円を超えたウェルスナビ。2月には三菱UFJ銀行と資本業務提携を結び、さらなる成長への布石を打った。創業者の柴山和久社長に、狙いと将来像について話を聞いた。(ダイヤモンド編集部副編集長 片田江康男)

三菱UFJ銀行と資本業務提携締結
その狙いと中身、見据える将来像とは

――2月、三菱UFJ銀行と資本業務提携を結びました。狙いを教えてください。

 強い顧客基盤を持つ三菱UFJ銀行との提携によって、事業成長をさらに加速させていくことが目的です。ウェルスナビは「ものづくりする金融機関」として、スマートフォンアプリなどのサービスを自ら作り、成長してきました。

 私たちの企画開発力と、三菱UFJ銀行の顧客基盤を掛け合わせ、お客さまのお金の悩みを解決する総合アドバイザリー・プラットフォームであるMAP(Money Advisory Platform)などの、新しい金融サービスを共につくっていきたいと考えています。

――提携内容には、三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)各社との事業提携の検討も含まれています。現時点でどのように考えていますか。

20年12月の上場から3年。新興企業のウェルスナビが、このタイミングで三菱UFJ銀行と資本業務提携を結んだ狙いは一体どこにあるのか。次ページで詳しく話を聞いた。