仲介担当者から優先される顧客の特徴

 家を買いたい理由と物件の基準が明確である(もしくは明確にする意志がある)人は不動産営業や不動産エージェントから優先的に情報をもらいやすいです。

 自分がどういう理由で家探しをしていて、どんな暮らしをしたいと思っているのか。そのためにどんな家を買いたいと思っているのかが「ある程度」明確になっていることが大事です。

 もちろんこれは、「一度決めたら変えちゃダメ」という話ではありません。変わってもいいですが、その段階では一旦そう思っているということが大事です。あとは内見やプロの意見を聞いてすり合わせていくスタンスを持っている顧客は自然と優先度が上がっていきます。

 よくある失敗が、営業をされたくないがために「いや、ただちょっと見ているだけです」と応対するパターンです。優秀な不動産営業やエージェントほど、さまざまな取引を行ってきた経験からライフスタイルの希望やエリアなど、複数の条件を加味しながらいい選択肢を提案できます。

 その基盤となる最初の条件すら教えてくれないようでは、なかなか次のステップに進もうという気持ちにはなりません。「いや、そこはガツガツ来てよ」と思う気持ちもわかりますが、優秀なエージェントほど紹介や案件が多く非常に忙しいため、そういった人に対しては、「では固まったらまた連絡してくださいね」という形で距離を置かれてしまうことが多くなるのです。