5月20日に台湾で
頼清徳氏が新総統に就任
5月20日、台湾で頼清徳新総統の就任式典・演説が開催される。1月に行われた台湾総統選挙では、1996年に直接選挙が導入されて以来2番目に低い40%という得票率に終わったものの、同一の政党が初めて3選し、2期8年を越えて、3期目入りする歴史的意義は小さくない。
頼清徳新総統は4年前、蔡英文第2次政権発足に際する式典に、同総統の副総統として出席した。蔡英文を支える立場から、台湾政府、与党を引っ張る立場になる。
一方、蔡英文政権時代とは異なり、立法院(議会)では国民党が第一党となり、立法院長(国会議長)は元高雄市長の韓国瑜委員、副院長(副議長)には江啓臣委員と、いずれも国民党から選出された。頼清徳政権は、行政府と立法府が「ねじれ」る中で発足、始動するということである。