建築確認前未公開物件とは
もう1つのケースが、新築戸建ての場合です。マンションに比べて土地や戸建ては、不動産会社が土地を購入したあとに造成や建築を行って最終的に売りに出すのが一般的です。
その場合、そこに建物を建ててもよいという許可(建築許可)を行政からもらってはじめて売れる状態になります。加えて広告規定上、開発許可が取れた後でないと広告を行ってはいけないという規定にもなっています。
そのため、多くの不動産会社はなるべく早く物件情報を出したいのですが、開発許可が下りていないと広告が打てず、内部に限定して情報を流し、なるべく早くにお客様を見つけようとしています。
そして、開発許可が下りたときにもうお客様がいるよという状態に持っていけると、不動産会社としても非常に嬉しい状態になるわけです。
新築戸建は商流の流れ上、どうしてもこのような状況が起きますので、なるべく早いタイミングで自分が求める情報を仕入れることが有効になります。なので、自分が買いたいエリアや地域に強い不動産会社と継続的に連絡を取り合って、情報を仕入れる努力をしましょう。
このように未公開物件といっても、皆さんのニーズによって対策は変わってきます。とはいえ、基本的に、未公開だからいいということはあまりないので、そこは焦らずに、皆さんの価値観で家を選んでいくことが重要です。