料理が面倒、忙しくて料理をする暇がない、そもそも料理が苦手……でも、野菜はちゃんと食べたい! そんな人におすすめなのが、書籍『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』。旬の時期や、新鮮なものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、おいしく食べるためのコツなど、なるべく料理せず、ラクにおいしく野菜を食べる方法を多数紹介しています。今回は、そのなかから今、旬を迎えている果物について紹介していきます。(監修/管理栄養士 吉沼弓美子)

栄養もたっぷりの、旬の果物を積極的にとろう

【老化予防に】お茶に入れるとめちゃくちゃおいしくなる!! すごい旬の果物の皮とは?写真:難波雄史

健康のためにも、野菜や果物を毎日の食卓に取り入れたいという方は、とくに栄養価の高い「旬のもの」に注目してください。
今回紹介するのは、桃です。

夏のお楽しみの一つで、甘くさわやかな香りとみずみずしさに魅了される人も多いはず。

みずみずしい果肉には体内に吸収されやすい果糖が多く、水分とエネルギー補給におすすめ。カリウムや食物繊維も含まれます。
また、皮の近くには緑茶でおなじみのカテキンが含まれるのが特徴。カテキンには高い抗酸化力があり、老化の抑制につながるといわれています。

特に、栄養たっぷりの皮は香りが強く、料理や飲み物にちょこっと加えるだけで芳香をプラスできますから、生産者さんに桃のおいしい食べ方を聞いた際には、

「桃の皮や実を加えた、ピーチティー」

が、あがりました!

ドリンクやスイーツに桃の皮や実を加えれば、果実感が加わって、いつものメニューがぐっと贅沢に!
皮を2cm角程度に小さく切って加えることで、実だけを入れるよりも風味が行き渡りやすくなりますし、そもそも皮だけでも風味は格段に増すのだとか。

果物の皮は捨てることがほとんどですが、実はすごい栄養が含まれていることも!おいしく活用して、健康になりたいですね。

旬の野菜や果物は栄養たっぷりで、驚くほど体にいいもの!とはいえ、健康のために野菜や果物を食べたいと思っても、手間や時間をかけて料理をつくるのが面倒、すぐダメにしてしまうなどで、結局野菜をあまり食べられない……ということはありませんか?『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』は、なるべく料理せず、そのままさっと食べる方法だけをまとめて1冊にしたものです。それぞれの野菜の旬の時期や、どんな栄養素が含まれているかが見るだけでわかり、ハズレの野菜を引かないための選び方や、長持ちする保存方法、手軽でおいしい食べ方を簡単に知ることができます。しかもそれらは、野菜を大切に育てている生産者さんに聞いたものです。ちょっとした知識があるだけで、体にいいものを驚くほど手軽に、おいしく食べることができますよ!