40歳・50歳・60歳から一発逆転! 稼げる資格#6Photo:PIXTA

大人気の国家資格「ITパスポート」をはじめ、IT系資格の企業研修が流行している。DX(デジタルトランスフォーメーション)などで業務効率化が進む中、現代を生きるビジネスパーソンにとってIT知識は必須だ。副業を始めたい人も、ITに強いほど稼げる道が開ける。特集『40歳・50歳・60歳から一発逆転! 稼げる資格』(全17回)の#6では、東京大学卒業で971の資格を持つ「資格王」鈴木秀明氏に、最短1カ月の勉強で挑戦でき、すぐ役立つIT系資格を四つ厳選してもらった。(ダイヤモンド編集部 大根田康介)

ITスキルの向上で業務効率化
企業研修で人気のITパスポート

 最近の急速なデジタル化により、ビジネスパーソンはITスキルが必須となっている。顧客とのコミュニケーション、業務効率化、データ分析など、さまざまな場面でITスキルが求められる。

 しかし、ITスキルが不足し、業務に支障を来すケースもまだ多い。そのため、企業は研修を通じて社員のITスキルを向上させ、デジタル化に対応しようとしている。

 その一環として人気なのがITパスポートだ。ITに関する基礎知識を証明する情報処理技術者試験という国家試験の一つである。

 また、生成AIに関する資格も続々登場している。生成AIは画像、音声、テキスト、動画などのコンテンツを自動的に生成でき、人手による作業を大幅に効率化できる。また、新しい商品やサービスの開発にも活用できる。

 生成AIを使いこなすためには、ユーザーがAIに対して何を生成するかを指示する「プロンプト」や、AIの機械学習の一つである「ディープラーニング(深層学習)」など、基本的な知識を学ぶ必要がある。

 IT業界では専門性の高い職種が多く、特定の分野の知識やスキルを証明する資格が求められることは多い。プログラミングやSNSマーケティングなどの知識があれば、キャリアアップや転職、独立開業にも有利だ。

 IT系資格は種類が豊富で、難易度もさまざま。どれだけ時間をかけて取得するのか、自分の目標やキャリアプランに合ったものを選ぶことが重要だ。

 次ページでは、東京大学卒業で971の資格を持つ「資格王」鈴木秀明氏に、最短1カ月の勉強で挑戦でき、すぐ役立つIT系資格を四つ厳選してもらった。資格・検定の特徴と勉強期間の目安、お薦めの参考書について伝授する。