「誰が自分に代わってこの目標を達成できるか?」
物事の最初に考えるクセを付ける
もう一つ、私の失敗談をお話しします…。実は、自身で運営するコーチング事業に関するYouTubeの編集も、最初は自分でやろうとしました。動画編集の講座に通ったり、専用ツールを購入したりするなどお金をかけましたが、結局、プロの動画編集者に任せたほうが比較にならないくらい短い時間で質の高い動画になることを痛感しました。
振り返ると、始めから「誰が自分に代わってこの目標を達成できるか?」を考えていれば、時間も労力もお金も失うことはなかったと思います。そうした苦い経験から、今では、何かを始めようと思ったらまず「誰とやるか」を考えるようにしています。
そして、人に任せることによって、自分自身の時間とリソースを最適化できます。苦手なことは、それが得意な人に任せ、自分が得意なことに集中すると生産性が上がります。そうすると実際、より多くの成果を生み出し、自身のビジネスやプロジェクトの成長を促進できるようになりました。
さらに、人に任せることは作業の効率化だけでなく、人間関係の側面でも重要です。チームメンバーはビジョンの実現へ向けて協力し、互いをサポートし合うことで絆を深めていきます。信頼と尊敬のある心理的安全性の高い関係が築けると、チーム全体のモチベーションや創造性が高まり、より大きな成果を生み出すことができるようになります。
ルフィも信も、それを意識していたかどうかは分かりませんが、仲間の個性と能力を活かすことで作業の効率化を図るだけでなく、仲間との絆も深めながら、海賊王や天下の大将軍になるために邁進していったのです。