1980年代のバブル経済のころには日本の「東芝」「パナソニック」「リョービ」「リコー」などが大スポンサーとなった。ツール・ド・フランスはいつか日本で開催されるだろうとうわさされるほどだったが、今では潮が引いたように撤退。
現在ではカワサキがオートバイの機材提供を行なっている。またシマノも創業100周年の2021年から選手たちの機材故障に対して公平に交換や修理などのサポートをするニュートラルメカニックを担当。またリアルタイム情報はNTTデータ、デジタル証明写真はDNPフォトイメージングが担当。ただしみな欧州法人が交渉から人材派遣まで担うので、日本本社が密接に関わっているわけではないはずだ。
第111回ツール・ド・フランスも残すところ2日。大勢は判明した。最終日の逆転劇を演出するように設定された個人タイムトライアルもこの大差ではドラマは生まれない。選手の多くはすでに次の目標に目を向ける。あと1週間でパリ五輪が開幕する。
写真で見る
ツール・ド・フランス2024
第19ステージ(7月19日)