「こんなドリル、これまでなかった!」――ゆっくりやれば答えられる問題を、最短1秒でパッ! パッ! と答えていく「1分間瞬読ドリル」シリーズ。ついに第三弾! 右脳でイメージしたものを左脳で言語化、これを瞬時にやるのが「瞬読」の特徴。正しい答えを導くのがゴールではなく、答えが1つとは限らないのも特筆すべき点。パッと見てすぐ答えることで、「記憶力」「集中力」「発想力」が磨かれます!
従来のシリーズの「1分」から「10秒」に短縮したことで、離脱することなく、達成感を持続。イラストもふんだんに盛り込んで楽しさ10倍増。間違っても楽しい!笑いが止まらない魔法のドリル『10秒間こども瞬読ドリル』――大人になってから必要なスキルが一気に身につきます!(取材・文/狩野南 構成/ダイヤモンド社・武井康一郎)

【今すぐできる】本を速く読んでも内容を忘れない方法Photo: Adobe Stock

本を読むのが人より遅い。
はやく読んでも内容が頭に入ってくるには?

 本を速く読むことができ、かつ、内容がしっかりと知識として定着するメソッドがあります。まさに、一挙両得となる夢のような方法ですが、誰でもできます。

 本を読むとき、多くの人は、一語一句、きちんと理解しようとして読んでいるのではないでしょうか。もちろん、その読み方でもかまいませんが、一冊読むのにかなり時間がかかってしまいますよね。

 一方、本をとても速く読める人もいますが、「読んだ内容はあまり覚えていない」ということもあります。

 ひとつ、面白い実験をしてみましょう。実際に体験していただきます。囲みの中にバラバラに文字が並んでいます。その文字を正しい順番に入れ替えてみてください。

【今すぐできる】本を速く読んでも内容を忘れない方法

 このタイトルを知らなくても、わかったと思います。そう、「みにくいあひるの子」。このように、順番に並んでいなくても、不思議なことに、バラバラの文字をパッと見ただけで、一つずつ文字を追わなくても、意外とすぐに変換できてしまいます

 実は、人間の脳には、文字がバラバラに並んでいても、何の単語かを理解できる能力がもともと備わっているのです。

 そうとわかれば、時間をかけて一語一句読む必要はありません。本を速く読み、かつ内容を理解したかったら、パラパラとながめるように「見る」こと。「音読しない」こと。これがコツです。

 ただ、いきなり本をパッと見ただけで内容まで理解するのは、なかなか高度なワザです。まずは、そこで、『10秒間こども瞬読ドリル』で、パッと見て答えを出すトレーニングをしてみてください。スポーツの準備運動と同じで、トレーニングでコツを体に覚え込ませれば、本を読むときにもスムーズに応用できるはずです。

 また、一定の時間を決めて読むことも有効です。たとえば、「15分間でここまで読む」と決めたら、その時間内に読むようにします。そのように負荷をかけることが、読書スピードを上げてくれます。

 本を速く読むことができれば、何回も繰り返し読むことができます。その結果、記憶に深く残り、本の内容も頭に入ってくるのです。

(本記事は、『10秒間こども瞬読ドリル』著者へのインタビュー記事です)