生成AI 大進化#10Photo:NurPhoto/gettyimages

生成AIブームの火付け役となったChatGPT。今年8月には世界の週間アクティブユーザー数が2億人を突破し、最もメジャーな生成AIサービスとして君臨を続ける。それでも、話題になった当初に触っただけの人も多いだろう。いったいどう使えば役に立つのか。特集『生成AI 大進化』の#10では、オープンAI日本法人の長崎忠雄社長に、ChatGPT活用法を伝授してもらった。(ダイヤモンド編集部副編集長 大矢博之)

「毎日のように使うと、こつが見えてくる」
オープンAI長崎社長が実践するChatGPT利用法

「ChatGPTを毎日のように使っていると、こつが見えてくる。まずはなんでも使ってみればいい」

 こう力説するのはオープンAI日本法人の長崎忠雄社長だ。長崎氏自身も、ChatGPTを日常生活で使い倒している。

 新聞を読んで分からない用語に出くわすと、ChatGPTに聞いてみる。ちょっとした計算や翻訳を頼んだり、講演のキャッチフレーズに行き詰まった際に尋ねてブレーンストーミングをしたりしているという。

 とにかくChatGPTを使ってみることを長崎氏が推奨する理由は、単にサービスに慣れてもらうためだけではない。ChatGPTは使えば使うほど“賢く”なっていくからだ。

次ページでは、長崎社長が実践するChatGPTの性能を引き出すためのコツや、本人も驚愕した新機能の利用法を伝授してもらった。