例えば、試合が終わった後、「あの失敗の原因は、こうだった」「本当は〇〇すべきだった」と、「振り返り」の中でプレーの内容や改善すべき点を言語化します。言葉にすることで初めて、個人やチームのプレーを客観的に分析することができ、次へと活かすことにつながります。

 サッカー日本代表の三笘薫選手も、「よかった、悪かったと、ただ漫然とプレーを振り返るより、きちんと自らのプレーについて論理的に言語化しておくことを習慣づけたほうが上達への近道になると思う」と、インタビューで答えています。また、調子が良い時と悪い時の感覚を比較することで、課題を見つけやすくなる、とも話しています。

試合中のことを言葉にする
それがプレーを向上させる

 また、元プロテニスプレーヤーで、慶應義塾大学庭球部の坂井利彰監督は、試合の終了後に、「あの失敗はここがいけなかった」「こうすべきだった」と選手自身がプレーを客観視して言語化できるかどうかが、その後のパフォーマンスの変化につながる、とお話しされています。