「男は男で、『女性が家に来たからってOKって思ってないからね』って理解しなきゃいけないし、女性は女性で、『男ってそう思ってるからね』って認識しないとダメだよ」

 双方の認識を踏まえた「被害防止策」かとも思われたが、これに「間違っている」と全否定したのが、性教育に関する発信を続けるタレントのSHELLYさんだ。上田さんのような考え方が世に定着すると、男性の家で被害にあった女性が、「家について行ったあなたも悪いんだよ」という目で見られ二重に苦しめてしまう。これを避けるには、男も女も関係なく、社会全体で「家に来た=SEXできる」は大間違いという認識をもつべきだと力説した。

 このやりとりは番組公式SNSでも公開され、大きな反響を呼び、SHELLYさんは称賛された。上田さんの発言に理解を示す人もいるが、やはり男性側の「加害者」気質をあらためるべきだという声が多い。おじさん世代からすればショックだろうが、これが令和の常識なのだ。

性犯罪者にならないために

 では、未だに「家に来た=SEXできる」「触れても嫌がらなかった=SEXできる」という昭和の感覚で今を生きる勘違い男性たちは、性犯罪者となって全てを失わないためにはどうすべきか。