もちろん、そのようなちゃぶ台返しは「キロク」でも起こり得るのだが、客観的な物証がデータとして残るだけまだマシなのだ。

「なんだか女性とセックスすることが怖くなってきた」と絶望する男性も多いかもしれない。あるいは、「そんな面倒なことを求められるなら、アニメやマンガという2次元キャラと恋愛を楽しんでいるほうがいいや」と現実逃避をしてしまう男性もいるかもしれない。

 だが、希望を捨てないで欲しい。そう遠くない未来、女性と「性的同意」を得ることができない、そもそもそういう関係を結べるような女性がいない、という男性たちを救う新たなテクノロジーが普及する。

「セックスボット」だ。

 セックスボットとは、人間向けのロボットのセックスパートナーを指す。日本国内ではあまりニュースにならないが、実は今、中国やアメリカではAIを搭載した高性能セックスボットの開発競争が激化している。例えば今年6月には中国・深センの大手セックスドールメーカーのスターペリー・テクノロジーズが、大規模言語モデル(LLM)を搭載したセックスボットを開発中で、年内に発売されると報じられた