オンラインのいいところは、距離的に離れていてもすぐに始められるところと、時間的に区切りやすいところです。面談のために会議室を用意する必要もなく、ダラダラと話が長くなることもありません。勤務地や勤務形態の違いで不公平が生じる確率も軽減します。

 ZoomやMicrosoft Teamsなどのオンライン会議ツールで時間設定しておけば、15分なら15分で、きっちり面談終了しやすいです。上司にとっても、部下にとっても、ストレスがかからないお互いに話しやすい面談と言えます。

 ただし、「時間が空いたら」というのではなく、「月曜日の午前中」「金曜日の午後」などと、面談の時間は決めておいたほうがいいでしょう。あらかじめ決めておかないと、目の前の仕事が忙しくなると流れやすくなります。

 また、細かいテクニックですが、スケジュールやミーティングのURLは上司ではなく部下に設定・調整してもらいましょう。

「上司に決められた」ではなく「自分で決めた」感覚を持つことが面談の「やらされ感」を軽減します。目的は部下との信頼関係の構築、そのために接触機会を増やすことです。

ショックを与えないために
予測可能なフィードバックをする

 日頃の部下とのコミュニケーションのなかで、ポジティブ4、ネガティブ1を意識することは、ネガティブフィードバックで伝える耳が痛い話による部下へのダメージを軽減する効果もあります。