リスクについては、簡単に言うと「リターンの不確実性」を指します。リスクが大きくなると、それだけ大きな損失が発生する可能性も高まります。
資産配分によって資産全体のリターンとリスクが決まります。リスク資産の割合を大きくすれば、その分、リターンも大きくなります。ただし、リスクのとりすぎには注意しましょう。自分がどれくらいのリスク許容度なのかということを見定めて、資産配分を考えるようにしましょう。
現金とリスク資産の比率をいくつにしようと、資産全体の投資効率は、リスク資産の投資効率と同じになります(ただし、現金100%の資産配分は投資効率を計算できないので除きます)。
例の場合は、どの資産配分も全体の投資効率は0.5です。投資効率の観点では、どの資産配分も正解です。
現金とリスク資産の比率を
どうするかだけ考えればいい
多くの人は資産運用や投資に対して「専門的な知識が必要そう」「時間がとられそう」「毎日株価のことばかり考えてそう」というイメージをこれまで持っていたのではないでしょうか。このようなイメージは今日から忘れましょう。
資産運用はシンプルです。資産運用とは結局のところ「現金とリスク資産の比率を適切な値に調整すること」に集約されます。現金とリスク資産の比率を調整するこのようなスライダーバーに例えるとわかりやすいでしょう。
