クレカ・ローンが組めない「ブラックリスト」に要注意!絶対にやってはいけないこと【FP自ら“検証”】Photo:PIXTA

クレジットカードの申し込みをしたり、ローンを組んだりするときには必ず「審査」が行われる。お金を貸しても大丈夫かどうか、その人の信用力を確かめているのだ。ただ、審査は通るか通らないかの二択。つまり、あなたの信用力が一般的に見て高いかどうかは分からない。そんな中、「自分の信用力」を指数化して知ることができるサービスが始まった。FPの筆者がさっそく使ってみたので、今回は信用力が決まる仕組みを解説するとともに、レポートしてみたい。(ファイナンシャルプランナー〈CFP〉、生活設計塾クルー取締役 深田晶恵)

「お金の信用力」は
どうやって決まるのか?

 11月28日より、お金に関する「自分の信用力」を点数(スコア)で見ることができるようになった。スコア見てみたい!と興味津々で、さっそく情報開示を申し込んでみた。

 私の点数は後ほど公表するとして、まずは信用情報とは何か、信用力が低いとどんな場面で困ることになるのかを解説しよう。

 今回提供が開始されたのは「クレジット・ガイダンス」と呼ばれるもので、信用状態を表す指数(スコア)と、指数の算出理由が記載されている。

 提供元は、信用情報機関である株式会社シー・アイ・シー(CIC)。CICに加盟するクレジット会社、信販会社、リース会社、保証会社、消費者金融会社、銀行、保険会社等から私たち消費者の信用情報を収集し、各社の与信業務の支援を行っている会社だ。

 平たく言うと、CICは個人の信用情報のデータベースを持っている会社だ。例えば、あなたが新規でクレジットカードの申し込みをすると、クレジット会社は、CICからあなたのクレジットカードや住宅ローンの返済状況や借入残高などの信用情報を得て、カード発行の審査を行う。住宅ローンの申し込みを受けた銀行も審査にあたって、同様の手順を取る。延滞があったりすると、すぐに分かるのだ。

 つまり信用力が低いと、新たにクレジットカードを作る、マイホーム購入で住宅ローンを申し込む、ローンの借り換えを申し込むなどといった局面で、審査が通らなかったり、希望する金額を借りられなかったりと困ったことになるのである。

「住宅ローンを新たに借りることもないし、クレジットカードも持っているから自分には関係ない」と思ってはいけない。身近なところでは、携帯電話を買い替える時に信用力が問われることがある。