さりげなく相手の状況を尋ねる
「いかがお過ごしですか?」

「ご無沙汰しています」のあとに、「いかがお過ごしですか?」と相手のことをうかがう一文を入れてみましょう。「あなたを気にかけていましたよ」「あなたを忘れていませんでしたよ」という敬意の込められたフレーズに、相手の心はくすぐられます。

 バズる記事の書き出しでも「○○をご存じですか」など、読者への問いかけで始まる記事は多いものです。一方通行の文章でなく、問いかけをすることで相手を巻き込んでいきましょう。メールであっても双方向のコミュニケーションが可能になります。

 ほかにも「何か面白いことありましたか?」「○○(共通の話題)は、どうされていますか?」などのフレーズもよいでしょう。会話のきっかけになる一文を入れることで、自然な流れで相手とのメールがつながります。「実は、最近こんなことがありました」と相手もノリノリで連絡を返してくれるでしょう。

パソコンと女性写真はイメージです Photo:PIXTA

やりとりをポジティブに振り返る
「前回は盛り上がりましたね」

「ご無沙汰しています」の後に、前回相手と交わしたやりとりを振り返る一言を加えてみましょう。たとえば「前回お会いしたときは盛り上がりましたね」「前回は○○さんのおかげで良い仕事ができました」などです。

 メールの冒頭から、過去のポジティブな出来事を想起させることで、相手はよい気分で読み進めてくれます。「前回のことを覚えていますよ」というメッセージを暗に伝えることで、「自分は忘れられていなかった」と相手はうれしくなるでしょう。

 ほかにも「機会があれば、ぜひまたご一緒したいです」や「また近いうちに、ゆっくりお話ししたいです」など、未来へつながる一言を加えるのもおすすめです。再会を楽しみにしているという気持ちをストレートに伝えることができます。今後も良い関係を築いていきたいという意気込みを伝えましょう。