共通の話題を持ち出す
「○○さんに教えてもらったアレ」

 メールなどテキストでのコミュニケーションは、相手の興味・関心に合わせた話題を選ぶと効果的です。共通の話題があれば「ご無沙汰しています」の後に書いてみましょう。

 たとえば、前回の会話を思い出しながら「以前○○さんに教えてもらったアレ、とても役立っています」などの一文です。お互いが犬を飼っているなら「最近うちの犬が……」という身の上話をしてもよいでしょう。2人の共通の話題を書くことで、自然な流れで会話が弾み、スムーズなコミュニケーションにつながります。

「あの時話した○○の話、覚えていますか?」や「あのとき教えてもらったラーメン屋さんに行きましたよ!」などのフレーズもよいでしょう。共通の話題を書くことで、「またこの人とのやり取りが楽しみだな」という期待を相手に抱かせましょう。

 ちなみに相手の共感を呼ぶ話題を書くことは、バズる記事においても大切なことの一つです。

相手のSNSを褒める
「○○さんのインスタ見ましたよ」

 久しぶりのメールに、相手がSNSで投稿していた内容を褒める一言を加えるのも効果的です。「フェイスブックを見ました。楽しそうで何よりです」「参考になりました」などの一文をメールに加えましょう。

 SNSの投稿に「いいね」をもらうことは誰でもうれしいですが、改めてメールで言われるのも「いいね」と同じくらいうれしいものです。

「インスタに載っていた○○さんの新しい○○、とてもすてきでしたね!」など、特定の投稿についてコメントをするのでもいいし、「SNSいつも見ています」「SNSで勉強させていただいています」の一言でも十分、相手は好印象を抱きます。

 形式的に挨拶するのではなく、相手のことを気にかけていたというメッセージが何よりも大切なのです。

 今回は「ご無沙汰しています」という言葉への「ちょい足しフレーズ」をいくつかご紹介しました。ちょっとした工夫を加えるだけで、相手のハートをガッチリつかむことは可能です。

 ポイントは、会っていない期間でも相手を気にかけていた、という気持ちを表現することです。「自分のことを忘れていなかった」と相手を温かい気持ちにさせて、久しぶりのやりとりを再開させていきましょう。

>>第4回は12月18日(水)配信予定です。