やはり必要とされているのは、売り上げや利益を上げられる人です。ご意見番としての顧問を目指すのではなく、最前線で売り上げや利益を上げられる人であり続けようと努力するほうが可能性を広げることができます。そういう人はいくらでも需要があるので、転職できる可能性が高まるからです。
仮に転職先がなかったとしても、起業の道が開けます。自分で売り上げや利益を作れるのですから、起業して成功する確率は低くないと思います。
転職をしたら給与が下がってしまうと心配になる人がいると思います。もちろんそのリスクはあります。しかし、今の職場では、雇用や収入は保証されていても、役職定年や継続雇用では、多くの場合で給与が減ります。
そうであるなら、転職して一時的に年収が下がることはそこまで高いリスクではありません。むしろ、最前線で売り上げや利益を自分で上げることで、昇給や再転職のチャンスをつくりやすくなります。
引退モードや顧問モードに入りそうになったら、積極的な転職を検討してはどうでしょうか。そのほうが生涯年収が上振れする可能性があるのですから。
もう一つ注意しておくべきなのが、自身の健康状態です。体調と仕事へのモチベーションはリンクします。還暦を過ぎれば、加齢や生活習慣の影響で体の不調が起こってくるものです。
年末年始で外食が増える時期ですが、不摂生をして体調を崩さないように気をつけてください。将来に目標を達成するために、自律的な生活を送ることもビジネスパーソンの基本です。