片づけられないと悩む人は多い。そんな片づけを習慣化することで部屋がきれいになるだけではなく、人生までも変わる――。大人気のお片づけ習慣化コンサルタント、西崎彩智さんはそう提唱する。では片づけを習慣化するにはどうしたらいいのだろうか。西崎さんの最新刊『人生が変わる片づけの習慣 片づけられなかった36人のビフォーアフター』(朝日新聞出版)から一部を抜粋する。
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毎日目の前のことに追われ過ぎていて、大事なことを今決められない。いざ決めようとすると不安になって後回しにしてしまう。これが後回しグセのある人の特徴です。部屋が片づいていないと、さらに行動を後回しにしたくなるもの。
小学生のお子さんがいるTさんもそうでした。子どもが学校からもらってくるプリントを渡されてもいつも「後で見るからそこに置いておいて」。とはいえ、リビングはモノで溢れているのでプリントもすぐにどこかにいってしまい、提出物が遅れることもしょっちゅう。遠足の写真販売の締め切り日を伝えるプリントも見逃してしまい、写真購入ができなくなってお子さんが大泣き。
ある方は、お子さんの大学に関する大事な書類をなくして学費を払い忘れ、お子さんとの関係性がめちゃくちゃ悪くなってしまったという、後回しグセが取り返しのつかない惨事になってしまったケースもあります。
そこで、後回しグセをなくすための五つのポイントを紹介します。
1 ノリでやらずに予定を決める
片づけを始める際はその場のノリで行うのではなく、事前に○月○日の何時から行う、というように予定を決めることが大切です。
2 小さな目標を決める
なんでも一気に片づけようとするのではなく、「今日はリビングのこの範囲」と小さな目標を決めて行うことが大切です。
3 時間を設定する
人は時間を決めていないとダラダラ行ってしまいます。なので、「10分間」とタイマーなどで時間を決めて行いましょう。
4 頭を使わずにとりあえずやってみる
いろんなことを考えてしまうとそれだけで時間が過ぎてしまうので、まずは手を動かしてみることが大切です。
5 今やるべきこと以外は目を向けない
いろんなことに気が散ってしまうと、片づけようと思ってもなかなか進みません。やるべきことだけに集中して実行していきましょう。