【中学受験】「1月受験で全敗、どうしたらいい?」→専門家が勧める立て直し戦略と「絶対やってはいけないこと」写真はイメージです Photo:PIXTA 

1月から始まる千葉県や埼玉県の中学入試。1月入試を本命校の「予行演習」にするか、集中して勉強を続けるべきか、悩む保護者も多い。特に子どもの性格や学力に応じて、1月の活用法は大きく変わる。幼児から高校生まで教える人気学習塾「VAMOS」の富永雄輔代表の連載第7回は、自信過剰なタイプ、不安が強いタイプなど子どもに適した対策や2月本命校に向けた最適な準備法を徹底解説する。(進学塾VAMOS代表 富永雄輔、構成/ライター 奥田由意)

本命校以外に受験する
1月入試の活用法

 1月に入ると順次、千葉県、埼玉県内の学校から、中学入試が始まります。保護者の方からよくご相談いただく悩みとして、1月にある本命校以外の入試をどう活用するかというものがあります。

 本命校が2月なら、下手に1月に受験するより、普段通りに勉強しておいたほうがいいのか、それとも1月に本命校とは別の学校を受験して、予行演習をしたり、合格体験をさせたりしておくべきなのか。

 子どもの調子次第では、合格を経験するつもりで受けた学校で不合格になってしまう可能性もある。やはり受けない方がいいのか……。この判断に迷われる方が多いのではないでしょうか。

 実は子どものタイプによって、1月入試をどのように「活用」すべきかという戦略は大きく変わってきます。調子に乗りやすいタイプなのか、自信過剰なタイプか、はたまたプレッシャーに弱く、ちょっとしたことで自信を失いがちなのか。

 今回は、1月入試をどのように迎え、子どものタイプ別にどのように受けたらいいのか、その考え方と対策を伝授します。