【失礼かも】「結婚のご予定は?」と聞かれたら、感じのいい人は何と返す?
それを語るのは、「感じのいい人」に生まれ変われるとっておきのコツを紹介する書籍『気づかいの壁』の著者・川原礼子さんです。職場で困っている人を見かけても、「おせっかいだったらどうしよう…」と躊躇したり、「たぶん大丈夫だろう…!」と自分に言い訳したり……。気づかいをするときには、つい「心の壁」が現れてしまい、なかなか一歩が踏み出せないことが、あなたにもあるのではないでしょうか? この連載では、「顧客ロイヤルティ」をベースに、ビジネスセミナーへの登壇やコミュニケーションスキルの研修講師を通して、全国200社・2万人以上のビジネスパーソンに向けて教えてきたノウハウを、さらにわかりやすくお伝えします。本稿では、本書には入りきらなかった「気づかいのコツ」について紹介しましょう。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
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「結婚の予定は?」と聞かれたら
職場やプライベートで、「今後のキャリアはどうするの?」「結婚の予定は?」など、少し立ち入った質問をされて困ることはありませんか?
悪気がないとはいえ、答えにくい質問には、やんわりと上手に切り返したいものです。
そんなときに使える、感じのいい対処法をご紹介します。
たとえば、結婚や恋愛について質問されたとき。
「ご心配いただいてありがとうございます。今、実はいろいろ考えているところなんです」と答えるのも効果的です。
感謝を示しつつ、具体的な答えは避けることで、相手にあまり深く突っ込まれずに済むことが増えてきます。
大谷翔平のようにサラリと返す
キャリアや転職について尋ねられた場合であれば、
「将来のことはまだ決めていないんですけど、自分に合ったタイミングで考えていきたいと思っています」
などと、柔らかく言いながらも「今はまだ、お答えできません」と伝えるとスマートです。
野球の大谷翔平選手がインタビューの中でプライベートに関する質問を受けた際に、「それは言いたくないって感じですかね」とサラリと笑顔で返したのが印象的でした。
正直でありながらさわやかな一言で、答えたくないことを無理に話さなくてもいいのだと気づかせてくれる答えですよね。
こうした毅然とした一言も、時に使ってみてはいかがでしょうか。
ポイントは、相手を気づかいつつも自分の境界線を守ること。
感じよく距離を置くことで、お互いにとって心地よい関係を築くことができるのではないでしょうか。
答えたくないときは自分を尊重しつつ、上手にかわしていきましょう。
(本記事は、『気づかいの壁』の著者・川原礼子氏が特別に書き下ろしたものです。)
株式会社シーストーリーズ 代表取締役
元・株式会社リクルートCS推進室教育チームリーダー
高校卒業後、カリフォルニア州College of Marinに留学。その後、米国で永住権を取得し、カリフォルニア州バークレー・コンコードで寿司店の女将を8年経験。
2005年、株式会社リクルート入社。CS推進室でクレーム対応を中心に電話・メール対応、責任者対応を経験後、教育チームリーダーを歴任。年間100回を超える社員研修および取引先向けの研修・セミナー登壇を経験後独立。株式会社シーストーリーズ(C-Stories)を設立し、クチコミとご紹介だけで情報サービス会社・旅行会社などと年間契約を結ぶほか、食品会社・教育サービス会社・IT企業・旅館など、多業種にわたるリピーター企業を中心に“関係性構築”を目的とした顧客コミュニケーション指導およびリーダー・社内トレーナーの育成に従事。コンサルタント・講師として活動中。『気づかいの壁』(ダイヤモンド社)が初の著書となる。