ビジネスを円滑に進める上で、対人関係は非常に重要です。相手に好かれているか、嫌われているかで協力者の数が変わり、同じ仕事をするにも難易度が変わってきます。とはいえ、誰しも「嫌われてやろう!」と思って、行動や発言をする人はいないと思います。些細なことで気づかないうちに嫌われてしまっている可能性が高いのです。今回は、私が“受付嬢”時代、そして経営者になってから見てきた、「嫌われる意外な行動」についてお話ししたいと思います。(RECEPTIONIST代表 橋本真里子)
意外とやりがち!?
受付の○○を覗く人にドン引き!
まずは、受付嬢ならではの経験から一つ例を挙げてみたいと思います。
この行動、ついついやってしまうという人も多いのではないでしょうか。「それくらいで嫌われるの?」と意外に思う方もいるかもしれません。
それはどんな行動か。ずばり、「受付カウンターを覗く行為」です。
企業の受付はカウンターの奥にスタッフが座っている……というのが、一般的な光景ではないでしょうか。外から見ていると綺麗なカウンターですが、カウンターの内側はスタッフが仕事を円滑に行なう為の道具や工夫がたくさん仕込まれています。
どこの会社も11時、13時、14時あたりは来客が集中しがちで、受付嬢にとってはまさに戦争です。
そんな時でも、落ち着いて冷静に、白鳥のように優雅に振る舞わなければなりません。しかし、カウンターの中では、ここでも水中の白鳥と同じようにバタバタとしているのが実情です。
一気にさまざまなタスクに対処し、イレギュラーな対応も日常茶飯事。来客対応の波が去ってカウンターを見てみると、カウンターの中がぐちゃぐちゃ……なんてことが珍しくありません。
普段は整理整頓を心がけていますが、来客が一気に押し寄せるタイミングではそんなことを言っている余裕はないのです。