いや、この「餃子の王将」オシャレすぎるだろ…ジャズが流れる「GYOZA OHSHO」感動レベルに美味しかった!Photo:Diamond

アツアツ餃子にタレとラー油をつけ、白いご飯にワンバウンドさせたらパクッ! 「餃子の王将」と言えば、芸人ケンドーコバヤシも推奨する「ワンバン喰い」が有名だ。ところが、そんな無骨で庶民的なイメージとは正反対の店舗があるのをご存知だろうか? 日本一オシャレな餃子の王将「GYOZA OHSHO」へ潜入してみた。(イトモス研究所所長 小倉健一)

この王将、何かが違う…

 餃子の王将へ、久しぶりに行った。ただの餃子の王将ではない。東京・有楽町にある、日本一オシャレな餃子の王将だ。その名も「GYOZA OHSHO」。従来の店舗と比較すると、英文表記で「の(NO)」がない点が特徴的だ。有楽町駅前のビックカメラから道路を挟んで反対側、JRの高架下に位置する。

 前日と前々日に従来の「餃子の王将」へ行った知人に帯同してもらったが「GYOZA OHSHO」について感想をこう述べていた。

「内装も外観もお洒落だが、メニューはほぼ同じ。チャーハン、ラーメン、餃子、すべてが相変わらずおいしい。客層は女性の一人客が多い。中身はほとんど変わっていないのに、これだけで女性が一人で来られるようになったのは驚きだ。英字表記にしたのはインバウンド狙いかと思ったが、外国人の姿は見当たらなかった」

 店内のBGMはジャズ。訪れた際に流れていたのは、クリスティン・コーブの『It’s Spring』。歌詞を訳すと「空気の中の何かが目覚める。明るく照らされた春。私の心に、収まりきらない何かがある。光と喜びが、すべての闇と痛みを吹き飛ばす……」という曲だ。王将のはずなのに、異世界に迷い込んだような気持ちになった。

 目の前のラーメンもチャーハンも、感動レベルにおいしい。食べ進めるうちに、ここは餃子の王将なのだという現実に引き戻される。もちろん味において、いい意味で、だ。ジャズが流れる中華料理店など、おいしかった試しはない。しかし、ここは違った。